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ウイグル人の苦難と沖縄の運命

中国政府が、東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)に住むウイグル人(ウイグル族にあらず)を拘束して「再教育」する強制収容所を作り、人口の7%にもあたる100万人を拘束している。<朝5時に起こされて共産党の教えを連呼させられ、食事は薄いスープと少量のパンのみ。拘束中や解放直後に亡くなる人もいるそうだ。

海外に留学したいた学生は自治区に残した家族に危害を加えることを示唆して強制的に帰国さて、帰国したとたん強制収容所に入れられて、椅子に手足を拘束されて9時間にも及ぶ過酷な取り調べを受けさせられたそうだ。海外に反中国人脈を作っていないかを心配してのことだ。

これを糾弾しないで、「日本は反人権国」とか国連でプロパガンダしている連中って、本当に偽善者としか言いようがない。「人権業」という商売をやっていると思ったほうがいいだろう。

ウイグル人の中には、ISやアルカイダの活動に参加する者もいるようだ。おそらく、いつかは同胞を中国から解放するためだろう。新疆ウイグル自治区には豊富な石油があり、中国はぜったいに手放さないつもり。それよりは、「人を変えて」中国にしてしまおうとしている。

アメリカでは共和党のマルコ・ルビオ議員とクリストファ・スミス議員が熱心にこの問題を取り上げており、ついに政府も動きはじめた。ルビオ議員は逮捕・拘束されているウイグル人経済学者のイリハム・トフティ氏をノーベル平和賞候補に指名して、なんとか無事を確保しようとしている。

アメリカ国内で政治家がこんな活動をしても、票が集まるわけでも、名声が上がるわけでもない。良心に従って行動しているだけだ。マルコ・ルビオとクリス・スミスという二人の勇気あるアメリカ人政治家の名前はぜひ覚えておいていただきたい。

ちなみに、日本でもウイグル人のことをまともに訴えてきた政治家は少なく、杉田水脈議員もその貴重なひとりだ。

だが、中国はウイグル人強制収容所を「職業訓練所だ」と強弁して条例で合法化し、いまだにウイグル人が「再教育」を受けつづけている。

また、お年寄りのムスリムにすらイスラム教を捨てることを強要し、拷問も用いられていると推測されている。

中国は天然資源に恵まれた東トルキスタンを強引に併合し、「新疆ウイグル地区」と呼び「ウイグル人」を「ウイグル族」と呼び、エネルギーを強奪し、何十回という核実験を繰りかえして何十万人ものウイグル人を放射線障害で死に追いやり、民族浄化のためにDNAを採取して、若い女性を強引に連行し他地区からの支配層として混住を強いて漢人と結婚させて民族アイデンティティを奪い、莫大な数の監視カメラを仕掛けて行動の自由を奪い、古来より慈しんできた伝統や文化を奪い、中にはこの政策に反抗したことで臓器移植のための臓器をとるために惨殺された者もいるという説がある。

もし中国が沖縄をとったらどうなるか。

中国は沖縄を「琉球地区」と呼び、住人を「琉球族」か「日本族」と呼び、豊富な海洋資源を奪い、若い女性を中国に強引に移住させると同時に沖縄に中国人を大量に流入させて日本人としてアイデンティティを奪い、洗脳し、反抗的な者は惨殺、若ければ臓器をとられて移植に回される。

だから、私たちがウイグル人の現状を世界に知らしめ、ウイグル人を助けなければいけないのは、ウイグル人のためだけではない。我々の子孫が同じ目にあわないためでもある。

【参考文献】
The Washington Post
The Wall Street Journal
Foreign Affairs Report
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プロフィール

白川司

Author:白川司
ジャーナリスト・翻訳家。東京大学大学院博士課程満期中退。国際関係、言語学、心理学など複数の分野に精通している。『月刊WiLL』にて連載「Non-Fake News」を執筆中。翻訳書に『クリエイティブ・シンキング入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)ほか。

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